新宿・池袋起点 駅から歩ける 花の山 静かな山




2006年、山と渓谷社発行。
日帰りでいける39コースが紹介されています。

やや古い本で、細かいところを見れば現在と違う情報もあるかもしれません。
でも花を楽しみに登山をしたい人にとっては、写真が豊富でとても良い♪

京王線、五日市線、青梅線、中央線などの沿線別に項目が分かれていて、そこも便利。
初心者から中級者向けとあって、高尾山・御岳山・石老山などのメジャーな山が多い。
上級向けとしては本社ヶ丸、鶴ヶ鳥屋山、滝子山など。
1つの山に対して2−4ページ載っていて、アクセス方法やコースタイム、ルート上の要所の小さな写真のほかに25000分の1地形図。
わざわざ別々の地図を用意しなくてもいいかな?って思えるような親切な作り。

たぶんこの本を手にとる人は、コースタイムを気にしてガツガツ登るってことはほとんどしないでしょう。
それよりも景色や花、鳥などを眺めたりしてのんびり登るのを楽しむのではないかな。
私もそんな感じで「山歩き」するのが好きなので、とても合っている本です♪

最初のほうには登山のための服装や持ち物が写真付きで載っていて、最低限〜平均的な装備なのでこれから登山を始める人にも親切。
まあ近年の山ガールのようなオシャレな装備を整えたい人よりは…ちょっとオジサン向け?笑
文章でも「何故このアイテムが必要なのか」が書かれているので、わかりやすい。

そして便利なのが、「山ヂカラ」を見につけるためのミニコラム。

20種ほど書かれていて、内容は正しい歩き方やストックの使い方、山用語などなど。
特に歩き方はガイドさんでもついていなければ、なかなか習得できないままになりそう。
つい前傾の姿勢で歩いてしまう私でしたが、この本を読んでからは意識的に気をつけるようになりました。
そうすると、確かに疲れ方が違うんですよね!
無理な姿勢で歩いてしまうと、後日の筋肉痛がひどかったり変なところに負担がかかって痛みを感じたりするものです。

岩場もそう。
確かに、怖いからとしがみついてしまいがちではないかなあ。
私はまだ本格的な岩場にはチャレンジしていないけれど、知っているのと知らないままでは全然違うんだろうなと思います。

載っているコースのうち、まだ半分も歩いていないけれど…
この本を片手にしながら、のんびり山歩きを続けていけたらいいなあ♪と思います。

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