さあ、ハイキング!
月刊誌「新ハイキング」という雑誌からの編集本らしいです。
そのタイトルや文章の端々から感じ取れる、高齢者向けな雰囲気…
最初は、あっ失敗したかも!と思いました。
立山行きを目指してワクテカしていた頃の私は、ハイキングではなく、
「トレッキング」や「縦走」というカッコいい響きの言葉に惑わされていまして…
ハイキングなんて聞くと
「ああ、小学校の遠足で行くような感じ?」
と鼻で笑ってたようなものでした。
経験とか自分の体力をまったく考えてない浅はかさ。
しかし。
8月末、清瀬のひまわりフェスティバルを見に行こうと計画していたところ。
何の気なしに武蔵野線の新座駅から歩いていくコースを思いつく。
野火止用水を経て、平林寺の前を通り、ひたすら清瀬方面へ。
本をちらっと見たら、野火止用水〜平林寺のコースが載っているではないですか!
歩きながら、まさに
「ああーこんな小さな水辺でも街に流れているのって、いいなあ」
「新座って自然が多くて、静かでいい所だあ〜」
なんて思っていた私にとって、もしかすると合っている本なのでは!?
都心から電車で一時間以内で、
新宿や池袋、上野を基点とし、
最長でも4時間の軽いハイキングコースが60も!
街歩きのコースはなく、あくまでも緑の中を歩くコースばかり。
うんうんうん。これって手軽に行ける所ばっかりじゃん?
だんだん自分に合っている本だと思うようになりました。
地図は味のある手書きでなかなか良いのだけど、念のためスマホのマップとか…
あるいは紙の地図を他に用意して持っていくとより安心でしょう。
開発などでコースが無くなっていることも考えられるので…
(実際、鎌ヶ谷大仏のコースで湿地帯の通り抜けができず、歩けなくなってました)
ちなみに…
るるぶやまっぷる、「○○さんぽ」というような、グルメ情報も載っていたりする冊子。
そういうのとはまったく違います。
というかそんな情報は皆無で、その辺も実に私好み。
そりゃ美味いものは食べてみたいし、人気の名所があれば見たいとは思う。
が、ハイキングと、名所めぐりorグルメ食べ歩きはやっぱり違うと思うのね。
260ページもあるので持って歩くにはかなり重い。
予定のコースをコピーするなり、写真に撮るなりして出かけ…
事前に軽く読んでおいた文章も、帰ってきてから読むとまた一味違った感じに
思えたりするのではないかなあと思います。
もちろん、出かけられない雨の休日などの暇つぶしにはもってこいですね。
読み応えは十分!
←戻