高水三山 (2019.12.21)




初心者向けの、ポピュラーな縦走コース ということで。
なかなか足が向かなかったんだけど、ようやく行ってきました!

しかしお天気がイマイチの様子。降らねば良いが。。。(´・ω・`)



またまたホリデー快速にて御嶽駅へ。8時7分スタート。
バスに乗って御岳山方面へ向かう人が多かったです。
御岳山から日の出山や大岳山などに向かっていくんだろうなあ。
私もいつか行きたいわー。



登山口への途中にある玉川屋というお蕎麦屋さん。
時間が合えば入ってみたい、とっても風情のあるお店ですね〜♪
 
この先にある慈恩寺の脇が登山口。



「台風の影響により登山道に崩れあり、通行注意」とのこと。
奥多摩もけっこう被害を受けたらしいし、ここらもまだ危ないのかな…?
前にも後ろにも人が歩いていないし、ちょっと不安になりながらも先へ進みます。



歩き始めてすぐ、整備がしっかりされているなーと思いました。
さすがに人気のコースだけある。踏み跡を探すことはしないでも道がわかる。
ありがたいことです…
本仁田山へ行って以来、登山道がはっきりわかることがとても幸せに感じます。笑



最初の急な道を登ると、なだらかな広い道になりました♪
しかし…あまりに静か過ぎる。。。
熊鈴を鳴らしながら、時々手を叩き、歌も歌う。笑



ちょっとだけ垣間見れた遠景。
うーーむ。まったくわからない…
今日の眺望は無理っぽいな〜。

というか、高水三山の山頂で眺望があるのは2番目の岩茸石山だけらしい。
どこも山頂は広々しているようなのだけど…



鉄塔を2つほど過ぎ、どんどん進んでいくと何やら変わった木がありました。

「しめつりの御神木」

…?(´・ω・`)

名前の意味がイマイチわからないけれど…
縄が張ってあるということは、こちら側とあちら側の世界に差があるのかもしれない。
向かっている惣岳山の頂上には神社があるとのこと。この先は聖域ってことでしょう。



地図を見つつ「もう少しで山頂かな」と思いつつ登っていると、ようやくハイカーの姿を見かけように。
小さな社の傍を過ぎていきます。



急に広い場所に出た。おおー登頂!!
惣岳山山頂、9時58分着。760m。

さきほど私を追い越していったオジサンが一人休憩中でした。
ベンチもいくつかあり、ゆっくり休んでいこうかと思っていると…

わ〜!!霧雨になってきた!!!



中央にある青渭神社の軒下に避難し、雨対策を始めることにする。
ザーザー降ってくる感じはない。
でもレインジャケットとザックカバーぐらいはやっとくか。

…が、雨装備になれていないのでメッチャ時間食う。
その間にオジサンは出発し、次に来た2人組のオジサンたちが休憩していた。



下山して次の山へ向かおう…

すると!いきなり岩場出現!
手前にわざわざ「道悪し」と書かれていたっけ…

これは少し降りたところから見上げた写真。
傾斜はけっこうあるけれど、足場を選んで慎重にゆっくりいけばなんとかなった。
崖などで切れ落ちてなければそんなに怖さは感じないんだけどなー^^;



下を見ると道標が見えた。
あそこまで降りるのかー。けっこうな高さだなあ。。。

下りていくと右に巻き道があったけど、伐採作業中で通行止めになっていた。
ということは逆コースだったらこの岩場を登らないといかんのね…(´・ω・`)

登山詳細図には「牛殺岩」というものが載っているけれど、もしかしてこの岩場?
なにやらオソロシイ名前ではありますな。どんな由来があるんだろう?



途中、ものすごい眺望ができそうな場所に出た。
はー…晴れていればよかったのにー。
まだ霧雨がぱらつく中、先へ進む。



巻き道を右に分け、岩茸石山の山頂へ向かう。
ここまでのんびりとした道だったけど、またいきなり岩場出現。
岩の名前の山だものねー頑張って登りますか!

下りてくる人も数人いて、すれ違いながら進むとようやく山頂へ!



岩茸石山山頂、793m。10時58分着。

もう雨は止んでいた…けど真っ白!!なーんも見えません…

10人ぐらいの人が白い風景を見ながら休憩してました。
本当ならここが一番の眺望だってのに…残念無念!



水分補給し、とっとと次の高水山へ向かいましょう!
こちらの下りは九十九折なだけで普通の登山道。岩じゃなかった。

そして、岩茸石山から高水山へのこの道がハイライト♪
気持ちのよい樹林帯がずっと続きます。

確かに、おにぎりを食べて歩けるぐらいにはのんびりした道だった。

ハイカーがどんどん増えてきたなあと思っていると、最後の山頂に着く。



高水山山頂、759m。11時28分着。



これを撮った時は他のハイカーさんは2-3人しかいなかったのに…
後からどんどん増えてきて、あっという間に20人ぐらいの人が山頂標識を撮影していた。
それをベンチで休憩しながら眺める私。
若い人が多かったなあ…

景色は拝めないものの、無事に三山を制覇したのでそろそろ下山しよう。



山頂から少し下りていくと、常福院というお寺がありました。
近くにトイレもあるのでとても助かりました〜!笑
どうやら、こちら側から登ってくる人が多いみたいです。



ここの狛犬は普通のワンちゃんの姿なのね。カワイイ♪



お寺の正門はこっちだった。
やはり山から来ると裏側から入ることになってしまう…

この先の階段あたりの紅葉がまだ見れて、キレイでした。


が。


ここで出会ってしまったのが15人ぐらいの団体さん。
学生さんみたいな若い人ばっかりなのに、やけに進みが遅くて…

うーん…どうしよう。抜いていくほど私も足が速いわけではないし。

困った私の目に、2度の分岐が見えた。
1度目の分岐は上成木バス停に出られるとのこと。
でもそこからどの方面へ向かうのか、そしてバスの時間はあるのかどうか。
2度目は永栗ノ峰コースで見晴らし広場を経て榎峠に出るようだ。
榎峠からは縦走コースとも慶徳寺でぶつかるし、そこから軍畑駅へ歩いていける。


よーし、こっちだあ!

永栗ノ峰コースへ向かう。
トレイルランのコースでもあるようだから、踏み跡もしっかりあるだろう。

静かな樹林帯を抜け、林道へ出た。
少し先へ行って、また登山道に入る。



看板小さいし、落っこちてるけど…たぶん大丈夫だろう。



ちょっと暗い道になってきた感がある。
道はわかりやすいけど、やっぱり裏ルートだけあって倒木がそのままだったり。
そのせいで一度「ん?」となって道を間違えそうになってしまった(´・ω・`)



途中、二級基準点というのがあるそうだけど、多分これ…だよね?
ということは道は間違ってない。大丈夫。


でもこの先がちょいと怪しくなってきた。
いつまでたっても「見晴らし広場」に出ない。

うーん。。。
見晴らしというぐらいだから眺望が開けているのだとばかり思ってたけど。

進んでいくと、背の高い木々に行く手を阻まれかける。
危うく藪漕ぎのような道に入るところだった…^^;
途中、足元にトレイルランの小さい看板を見つけたので、そこまで戻り、信じて降りていく。



結局、見晴らし広場がどこかわからないまま、道標のある場所に出た。
ここからは200mちょっとで道路に出るっぽい。



(左の竹林の道から出、振り返って見た所)
進んでいったら、ロープ張られているし!
その先に立ち入り禁止コーンまで!

も…もしかして入っちゃいけなかった道??
でも向こうの入口には何も書いてなかったよ!?


車道の向い側には青梅丘陵ハイキングコースへの登山口があった。
青梅丘陵もいつか歩いてみたいコースなんだよね〜。

とりあえず下山。12時57分。



ここからは駅まで舗装路を延々と下っていく。



途中、多摩川が見えた。
御岳渓谷も台風被害が出たらしく、通行止めの時期があったっけ。
今は穏やかだけど、台風の時はさぞかし荒れていたんだろうなあ。。。怖い。


歩いていくうちに、ちょっと気が変わってお昼ご飯を食べていこうと思い立った。
軍畑駅周辺には飲食店がないので、国道411号を青梅方面へ向かって歩き続ける。

二俣尾駅を過ぎてちょっと行ったあたりに、お蕎麦屋さん見っけ。



「かわしま」さん。
看板に「けんちん蕎麦」が書かれていて、思わず中へ吸い込まれた。

私はけんちん汁大好き人間なのです。(´・ω・`)


13時半ぐらいで、席も空いていた。
けんちん蕎麦を頼んで待っていると…



うひゃああ♪
豆腐の天ぷらが載っている!
これは珍しい蕎麦ですな。根菜の具もでっかくてホクホク〜♪

一品料理やアイスも心惹かれたのですが…お蕎麦で十分満足!
寒かったし、歩き疲れた体に沁みる温かいお蕎麦がホント美味しかった♪


気分よくなり、青梅線には乗らずこのまま青梅駅まで歩いちゃおう♪と思いつく。
考えてみたら青梅って降りたことないし。どんな町かもあまり知らない。

日向和田の手前にすごくオシャレな英国風カフェ?を見つけたり。
へそまんじゅうという不思議な名前のまんじゅう屋さんを見かけたり。
途中のセブンで塩豆大福を買って食べたり。
こういう歩き方って単独じゃないとできないね。


結局、3−4つの駅を横目に見ながら青梅駅までちんたら歩き続けました。
青梅には昭和レトロ商品博物館や昭和幻灯館、赤塚不二夫会館などがあるそう。
登山目的じゃない時にぜひぜひ立ち寄ってみたいです。


高水三山、なかなか面白い山だった。
天気の良いときにまた行ってみたいです。今度は正当縦走ルートで。笑

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