黒山三滝〜越上山 (2019.9.14)




以前から行きたかった黒山三滝。
高山不動尊や関八州見晴台からのルートもあるんだけど、なにぶん体力が…苦笑。
なので無理のないコース設定で行きます♪

今回は黒山三滝から越上山を経て、ユガテの萩が最終目的。



まずは東武越生線で越生駅へ。7時35分着。
黒山行きのバスには乗客3人。ガッラガラです。
車で行く人が多いのかもなあ。



25分ほどかかる道をほぼノンストップ。10分ほど早く着きました。
8時07分着。ここから滝までは舗装路歩きで15分だそう。
オープン前だけどお店などもあって、観光地に来た感があるなあ♪



右側にはキレイな沢が流れてます。
数日前の台風の影響もないようで、濁りもなくキレイでした♪



いよいよ近くなってくると、お店ののぼりが…
岩魚の塩焼き〜!食べたーい!!
先に注文しておいて、滝見物に行っている間に焼いてくれると書かれてましたが…
まだ9時前でお店も始まってないだろうから無理か。。。





8時25分、最初の滝、天狗滝に到着。



岩場のほっそい階段を進んでいくと…ここが一番滝に近い場所らしい。
落差が12mと割とある……けど、ちょっと遠めですなあ。



舗装路へ戻り天狗滝からさらに先へ行くと、お店が数軒並んでいました。
たぶんここらが岩魚の塩焼きやってるのではないかと。
お店の人たちが忙しそうに開店準備していました。
そこを抜けて進むと、黒山三滝到着〜!

朱色の夫婦橋を横に、男滝と女滝があります。



まずは落差4.5mの女滝。



横の石段を登って、男滝を間近に見れるポイントへ。



おおお。
落差が倍の10mというのもあって、しかも水量がけっこう多め。
ドドドーッという感じでさすがに迫力あります!

ハイカーだけでなく家族連れも見かけ始め、今でもお客は多そうなのに…
古くからある飲食店や鉱泉宿が閉まってしまったのが残念。

滝を後に、来た道をバス停まで戻ります。
ここから傘杉峠や役の行者像へ行くルートも通っているので、ほとんどのハイカーはそっちへ向かっていきました。





9時5分、入口まで戻ってきました。
ここから車道を少し歩き、途中で山道へ入って顔振峠まで行きます♪



ゆるい上り坂の脇にゲンノショウコが咲いてました。



キツネノマゴかな?



ママコノシリヌグイにしては花色が薄いような…?



ハナトラノオにしては花があっちこっち向いちゃってる気もする。

が、この群生地のある場所が山道への目印。
ここから民家の横を通らせていただき、進みます。
ちょうど庭先に住人の方がいらっしゃったので、道の具合はどうかと尋ねたところ、
「通れるけれど、水がけっこう出てきているので気をつけて通ってくださいね」
とのことでした。
お気遣いが嬉しい。ありがとうございました!



9時21分、顔振峠へ向けて出発〜!CTは50分。



おっと、さっそく倒木が道を塞いじゃってますな〜。
こういうのくぐるの、ザックが引っかかりそうでちと怖い。



確かに、斜面から水がジャージャー出てきて道へ流れてきます。



10分も行けば平凡な砂利道になりました。
が、この先にも水が流れてくるところはあったので、大雨の後などは通りにくそうな感じ。





そんなに急なところもないし、道もいろいろで変化があり、飽きない。
なにより静かで良いですね〜。



と思ってたら、あれ…?もしかして人家?





10時12分、顔振峠に到着!
出たところはお茶屋さんの裏手だったようです。



おお〜なかなかの眺望♪

サイクリストたちも多く、お茶屋さんの集まるこの峠は休憩場所にもなっているみたいです。



「山いものいそべあげ」…!!
それに惹かれ、顔振茶屋さんへ上がってみることにしました♪



オススメの赤しそジュースも頼んでみる。



お茶とお新香でホッと一息。
山並みが見えてのんびりした空気に包まれます♪





山いもはホクホクしてて美味しい♪
赤しそジュースはほんのり酸っぱくて、歩き疲れた体に沁みこむ〜!



今日は時間が少し早かったのでお昼は頼まなかったけど…
お店の方もとても親切で感じが良かったので、次に来たらお昼はここにしよう♪
会計の後、こんな紙をいただきました。
「天気が良いと富士山も見えるんですよ」とのこと。へえ〜!見たかったなあ。。。

グリーンラインを少し歩き、ふたたび山道へ入るまでにも花を見つけました。



ちょっと変わってる花だ〜!ヤマジノホトトギス。



群生していたキバナアキギリ。



ここから再び山道へ。



ほぼ平坦&快適な登山道で、歩きやすい♪



諏訪神社を通過。
修理中なのか、ブルーシートが置かれてますね〜



小さめのアップダウンがあったりして、いよいよ越上山直下まで来ました。
ここは岩場があるというので、心配だったんだけど…
まあ、行ける所まで行ってみっか!ってな感じで登ってみよう。



CTは往復で25分。
最初はこんな感じで、全然でしたが…



だんだんそれっぽくなってきた。
アスレチック気分で登っていく。



途中、ちょっと眺望ができた。
頂上は樹林帯で眺望がないというので、ここは貴重な場所かも♪



デデーン!!と大きな岩が目の前に立ちふさがった!
これが噂の、頂上直下の岩場か…

そして先に目をやると、山頂標識らしきものも見えた。

ううーん。これは行くしかないでしょう!



できるだけ身軽にいこうと思い、ここにザックを置いていく。

さて、この岩はどちら側を通るべきなのだろうか???
右も左も見てみたけど、足場の悪さは同じぐらい。
岩の下は切れ落ちていて、慎重に行かねばヤバイ。
慣れた人ならなんてことないのだろうけど、50の私にとっては大冒険なのだ。

とりあえず左側から通ってみる。ヒエー怖い怖い!



よっしゃ!乗り越えた先の越上山山頂、標高566m!
11時51分着。

誰もいないし、敷物広げられるスペースはあるけど…
ザック置いてきちゃったからサコッシュに飴しか入ってないわ。残念。



とりあえず三角点タッチ!して戻ることに。

帰りは反対に、登り側から見ると右側を通ってみることにした。
危険度はさほど変わらない気がするなあ。
後でガイドブック見たら、左側を通るのが正しいようだ。
無事にザックの元まで帰れたので、のんびり下りていく。

分岐まで戻ると、ちょうどオジサン3人組と会った。
「上に誰かいたかい?」と訊かれたので「今は誰もいません」と答えたところ、3人はザックをここに置いて登ることにしたらしい。
身軽で登りたいのはわかるけど、私ならここに置いていきたくないなあ…
今日はあまり人通りがないとはいえ、誰が通るかわからないし。
やっぱりあの最後の岩場あたりがベストじゃないかな、少々狭いけどね。



笹郷林道に出た。
そしてここでまたミスをやらかしてしまいました。。。

実はこの先、スカリ山経由でユガテの萩を見ようと思っていて。
歩いて15分ぐらいで十二曲峠に出、そこから山道で大沢山・蟹穴山・茶ノ岳を経由し海老ケ坂へ…と計画していたはずが…
そうするにはこの林道を右へ行って権現堂林道へ出なきゃいけなかったのに。



林道左へ行っちまいましたとさ。(´・ω・`)





地図をよく見ろと!!!



途中までまったく気づかず…
20分ぐらい過ぎても「まだかなあ。着かないなあ」とか…



アホですな。





途中、越辺川の源流を見たりしてのんびり下っていく。

いや、こんな歩くはずはないな。こりゃ間違えたかな。
…とようやく気づき、でも戻るということは今まで下った道をまた上るということで。

なんて考えながらうだうだと歩いていくと、あれ??



朝見かけたハナトラノオの群生地に出ちゃいました。。。(´・ω・`)

ああ、やっぱり間違っていた!
しかも朝通った道に出るとは!!

時刻はそろそろ13時。
1時間かけて引き返し、そこから1時間半でスカリ山まで行くのもなあ。



というかさすがにお腹が空きました。


黒山バス停へ行くと、次のバスまでかなり時間がある。


なので。



近くの清水屋さんに入り、ランチにすることにしました♪



肉つけ汁うどん(メニュー名忘れてしまった…)、美味しかったです♪
お新香や惣菜、ところてんもついててお腹いっぱいになりました〜!

店内にいろいろ飾ってある小物も見て楽しめるものばかりで、ホッと一息つけました。


やがて来た越生駅行きのバスに揺られ、帰路に着きましたが…





地図読みどころか、方向音痴な私が山歩きしてて大丈夫なのだろうか。。。




ちょっと不安になったお出かけでした。笑…えないよ(´・ω・`)

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