嵐山から石老山(2018.12.15)




厳寒の冬、相模湖駅へ降り立ちました。7時20分。
今日の目的地は、まず嵐山。そして石老山へのプチ縦走です♪



嵐山登山口へは車道をちょっと歩いていきます。
4月に小仏峠へ向かった時にも同じ道を通りましたが…
今日は相模湖畔へは寄らなかったので、上の道から相模湖大橋へ。



陽は昇っているし、よく晴れてもいるんだけど…寒い!!
植物についた霜がガラス細工のようにキレイでした♪



7時38分。登山口に着き、いよいよ登っていきますが…
このコースでは40分ぐらいで行けるようなので、頂上まではあっという間かも?

そこそこ急坂な九十九折の道をどんどん上がっていきます。



人にも会わず、黙々と進んでいくと、木段が。
おおっと、もう頂上かな!?



でした。笑
8時14分、嵐山山頂着。標高405.9m。



相模湖方面は視界が開けていて、眺望抜群♪

    

誰もいないし何もない頂上だけど、寂しい感じはあまりしません。
登山ではなく、朝の散歩コースのイメージかな??
もしくは一人になって思案に耽りたい時などに。笑



鉄塔のすぐ右に富士山の頭が♪
今年は雪が少ないようだけど、やっぱり富士山は雪をかぶっているほうが「らしい」。

軽く休憩後、ここから「ねん坂」へ向かいます。
登りよりもそっちのほうがながーーーーいのだそうです。。。



1つの山を下るだけではなくて、隣にある小高い山を通って…というのかな?
途中、ベンチがやたらとある場所で振り返ってみると、さっきまでいた嵐山の頂上が見えました。

しかしホント、こっち側はやたらと長いコース。
ガイドブックにも「少々うんざりしてきた頃…」などと書かれていたけど本当だわ。

とにかく登ったり下ったりの繰り返し。
ピークを巻いて巻いて進む感じ。
下に車道が見えてきて「あ、そろそろ出れるかな?」と思ったらまた登り、とか。



道中、こんな感じの橋がいくつかありまして。
大丈夫かな?壊れないかな?と不安に思いながら渡ってました。
あんまり通ってる人もいない感じだしなー。整備はされてるんだろうけど…



山頂からねん坂の車道までは2.5キロほど。
やれやれ。マジで飽きてきました。



ようやく横にプレジャーフォレストが見えてきました。
昔は相模湖ピクニックランドって言ってた場所ですな。
つい今でもそう呼んでしまいます…

小規模のお墓と住宅地を抜けて、次は舗装路歩き。



顕鏡寺を目指してゆるい山道へ向かいます。
誰も来ないと思って、鉄塔脇で行動食の柿ピーミックスをぽりぽり食べていたら…
後からご夫婦が登ってきてちょっと恥ずかしかった。笑



山道から住宅地へ出たら、大勢の登山客らしき人たちと遭遇。
ああ〜この辺にバス停があるのか!
グループの合間に入り、顕鏡寺へ向かうことに。



参道とちょっと階段状の登りを終えると顕鏡寺に到着。時刻は10時半。
トイレや自販機もあるためか、ここで休憩入れる人がたくさん!
50代後半〜70近くの人がほとんどで、ちょっと渋滞しそうだ。。。

というのも、ここから石老山へ登るにはゴツゴツした岩の階段を行くのです。
一段ずつ「よっこいしょ」と足を上げながら進むので、山道より遥かにキツイ。
その分体力も使うわけなので、当然スピードは落ちます。
私も全然早くないから遅いのはかまわないのだけど…
足の悪い感じのおじいちゃんがトレッキングポール使ってひとつひとつ登っているのを後ろから見ていると、

「何もこの山に来なくても…もっと高尾山とか登りやすいところあるのになー」

と思ってしまったり。
特にこの日は私が初めて「渋滞だ!」と感じたので、夏シーズンなどの人気の山なんかはそりゃもう大変な混雑なんだろう。。。
千畳敷とか涸沢とか、行ってみたいけどな〜混むのはちょっとなあ。


間を空けて進みたいけど、待ってても次から次へグループが到着するので…
30代ぐらいのお姉さんグループに続いて登ることにする。



石老山はその名の通り、巨岩・奇岩が多い山です。
力試し岩とか、文殊岩とか、いろいろ名前がついてます。
それらを眺めつつ登っていくんだけど、途中で「さくらコース」と「奇岩コース」の分岐が。

他の人たちはほとんど「さくらコース」へ行ってしまい、さてどうしようかな…



結局、人が少ないほうの「奇岩コース」へ。
もしかしてキツイのかなあと思ったけど、今までとたいした変わりはなかった。

この八方岩まで来れば道も楽になるらしい。



さりげなくツッコミが入っているところにクスってなった。笑

    

確かに眺望は良い。

そこからさらに上がると、融合平と書かれた見晴台へ出ました。

    

ベンチがいくつかあって、見晴らしも良いんだけど…ちょっと日陰で寒い。
写真だけ撮って、水分補給後にすぐ出発。



なんとも味のある手書きの標識。
でも「3」の書き方がちょっと違和感ある??元は5だったのでは??



標識の時間通りの頃に、木段が見えてきて…
ああ、頂上だろなと思った私の耳に聞こえてきたのは、ガヤガヤとした人の声。


先に登った人たちが何組も。
バーナー使って山鍋、山ごはんなど、それはもう賑わっておりました。



とりあえず山頂到着ということで。11時45分着。標高702.8m。



ちょっと雲が出てきたかな?でも、まあ良い天気。

頂上で昼飯にしたかったけど、あまりの人の多さにちょっと考えてしまいました。
わりと広いんだけどね。ちょっと下ったところにも広い場所あったし。

ぼっち登山だとこういう時にちょっと寂しい。


行動食も食べながらだとあんまりお腹空いてないかな〜ということで、下山。



この先にも展望台はあるから、そこでお昼にすっぺ。
目指すは大明神展望台という、ちょっとスゴイ名前の場所。



下山途中の道から見えた富士山。
ちょうど真ん中の谷の部分に雪かぶった頭が見える。雲と紛らわしいけど。



大明神山に到着。

    

小さな祠とベンチがあるだけの山頂で、誰もいません。。。
展望台はもうちょい先みたいです。



振り返って見た石老山。
下りる途中で見かけたのは熊鈴つけた男性1人のみ。
やけに足取りが軽くてひょいひょい下りていくので感心しながら見送ってしまった。笑

その人と再び会ったのが、大明神展望台。12時半着。



…おお!
東側の眺望が素晴らしい!!!高尾山から陣場山への山稜だよね!
南側は木立でちょっと見えにくいのが残念だけど、これはいいね〜♪

インスタントコーヒー飲んで、しばし温まる。



山の連なりを見て、繋がってるんだなあ〜と実感。

まったりしていると、こっち側のコースから上がってきた登山客が数人来た。
すぐにベンチがいっぱいになってしまったので、そろそろ退却。

ねん坂に下り、ちょうどいい時間だったのでバスに乗る。


相模湖駅でまた熊鈴のお兄さんに会った。
高尾で乗り換えするときにもまた見かけた。
山食のハッチさんにちょっとだけ似てた気がする。


天気もよく、ちょうど良い距離のコースでした。
しかし人が…^^;
あまり人がいすぎるとゆっくりしづらいので、嵐山ぐらいのがいいなあ。

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