高山不動尊〜関八州見晴台〜不動三滝 (2018.11.10)




最近、埼玉ばっかり来ている気がする。。。笑
何ででしょうね?高尾付近は人が多いから ?
秩父の山って静かで、あまり人の手が入っていない感じでいいんですよね〜♪

ということで今回はちょっと(個人的には)長い距離に挑戦。



7時50分。西武秩父線の西吾野駅からスタート。

降りたのはせいぜい5人ちょっと。
皆さん慣れているようで、身支度を整えたらすぐに出発しちゃいました。
私はトイレだの地図確認だのストレッチだのやってから、のんびり出発。



線路脇にすごく可愛らしい花が咲いてました。シュウメイギク?
駅の人が植えたんでしょうか?



今日も好天に恵まれました♪
駅から続くながーい坂をてくてく下りながら、おにぎりを頬張る私。笑



いや、ホントにそう思いますよね!
飯能。。。いいなあ。山も近くだし、住めたらいいなあ。



車道を歩いていると、沿道に「虫歯の神様」なるものが。
虫歯が痛くてたまらない時に拝むと治ったりするのかな??

この付近は普通の住宅もあるんだけど、軒先の実を野生のサルが食べていたりしてなんとも秩父らしい。笑



大滝方面は最後に回るとして、先に高山不動まで登ることにします。



ここに来るまでがけっこう長かった。
ここからいよいよパノラマコースです。
(実は一度間違えて、左に行ってしまったら林道が途切れてた)



明るくて広々とした道。
途中途中で視界が開けて、おおっ!となります♪



そういえば飯能って最近ムーミンパークが出来たとか聞いたけど。。。
メッツアだっけ?まだ一部なのかな?
山の看板にもムーミンが描かれていたりして、力を入れてるのがわかります。

しかしキツイ登りの最中に見かけると、

「ホントにこの道で合ってるんだよね?ムーミンにだまされていないよね?」

とか考えたり。笑
(そんなわけあるかい!)

※ちなみにメッツァは2019年3月にグランドオープンしました!




萩の平あたりから道がゆるやかになって、何人かのグループ登山客とも出会うように。



10時、高山不動に到着。
不動尊へ行く前に、階段下の大イチョウを見ることにします。
母乳の出が悪いお母さんが祈願すると出が良くなった、という言い伝えがあるらしい。



まだ青々としていて、紅葉には早かったか〜。

このイチョウの大木、上から見てる分には何の変哲もない巨木なのですが…



木のすぐ横の階段を下りていくと、根っこがスゴイ!!
気根(きこん)と言うそうです。
これが乳に見えるということで、輪をかけてありがたいものとして祈願の対象になってるんでしょうね。
母乳はもう関係ないけど、乳の病気を患った身としては祈っておくっきゃないでしょう。



さて。不動尊へ上がる階段を前に、しばし悩む。。。

この階段、写真ではそれほどでもないんだけど、めっちゃ急角度なんですよ!
しかも一段一段の幅がハンパなく狭い!!20センチ…いやいや15センチもあるかないかというところ。
普通にかかと出まくりだし!!つま先上がりしないとやばいって!

しかしトイレが上にあるので、笑。。。行くしかないのでした。

途中、降りてくるソロのお兄ちゃんと苦笑いしながら、この恐ろしい階段について談義。
男性でもやっぱり怖いみたいです。。。足大きい人なら余計だろうな〜^^;



派手さの感じられない厳かな雰囲気。



おみくじ引いたら吉だった。



景色はスバラシイです。

さて、あの階段を逆に下りたくないので、コースを考えながら進む。
裏手にも、奥にも道が伸びていて、まあ適当に歩いててもたどりつけそうだ。

この辺り、グリーンラインという林道も通っていて、車でも上がってこられるそうで。
いったん車道に出て、また脇の登山道へ、を繰り返しながら登っていきます。



途中、丸山頂上付近で倒木のために遠回りしましたが、進めなくはないので先へ行く。



ここから関八州見晴台に行けます。ほんのちょっとの登り。



上がっていくと、なにやら人の話し声が。
頂上が近いってことですね!



11時。よっしゃ!着いたーーー!!
けっこう人が来ていて、皆さん思い思いの場所でお弁当を広げたりしてました。
途中で出会ったご婦人たちとも再会。



ここにはさきほどの高山不動尊の奥の院があり、真ん中に小さなお堂が建ってます。
関八州というのは、相模・武蔵・安房・上総・下総・常陸・上野・下野の八州を指し、それらすべてが見晴らせる高台という意味とのこと。
ちょっと雲がかかっちゃって全部ではなかったけど、とりあえず南西側を中心にぐるっと見渡せる場所でした。



次から次に登山客が上がってくるので、すぐに広場がいっぱいに。。。
まだここが終点ではないので、おにぎり休憩後にすぐ出発。

紅葉がキレイです。通りかかる人、みんなこの木を撮ってました。



帰りは不動三滝方面へ。
どうやらさっきの高山不動の階段を下りずに行けそう♪



めちゃくちゃだだっ広い道〜。
歩きやすいけど面白みがないかな。
まあすぐに急な九十九折の道になったりするんだけど。



そして。。。この付近まで来た時にアクシデント発生!!
なんと膝裏直下のふくらはぎが攣ってしまい、激痛に襲われてしまった。。。
最近、年のせいか手足が攣りやすくなっていて、単独登山中に動けなくなったらヤバイよなあなんて思ってたんだけど…

もちろん周囲には誰もいません。

そこで攣った時用に買った漢方を飲み、マッサージをしながらだましだまし進んでいく作戦に。
登りでふくらはぎに力を入れた時に痛いので、そうっとそうっと歩けばなんとか…

そんでこの100メートルという距離が嘘のように長かったです!!泣
片側が崖になっているので慎重に歩き、緊張感で心臓バクバク。
おまけにいつ足がまた攣るかもしれないので生きた心地がしない。。。



12時過ぎにたどりついた白滝。ちょっとしょぼくね…?笑
頑張ってきたわりにはガッカリ感が大きかったり。

いやいや、まだ1つ目の滝だから!ここから挽回するから!(何が)


とりあえず足はもちそうなので、来た道を戻って2つ目の不動滝へ向かう。



この滝までがけっこう長く、道も荒れていて大変でした。
倒木が山道に覆いかぶさったりしているところも。
手で枝を押さえつつ、上がりにくい足をよっこらせと上げて跨いで向こう側へ。

こう、なんていうんでしょうね?
私は歩きに来ただけで冒険をしに来たわけじゃないんだよ?
とか言い聞かせながら誰もいない寂しい道を奥へ奥へ。。。



んで、これが不動の滝。
近くまで行けそうなんですが(多分行ける)、階段や橋といった道が危ういのと、足がまだ不安なのもあり、無理はしないことにしました。
遠目だと何がなんだかわかりませんね。笑
今でも修行僧が水行に来ているらしいです。

来た道を戻っていくと、若いカップルが歩いてくるのに遭遇。
…ってか、2人ともフツーのデートの格好……
なんと女の子の方はロングスカートでしたよ!!無理でしょあの滝までの道!!
グリーンラインで近くまで来たついでに…だったのかもしれないけど、あまりの無謀さに
「若さってやつぁ…」
と呟いてしまうアラフィフでした。



さあ!最後の大滝まで500メートル!頑張るぞ〜!!
白滝への道をちょっと広くした感じの山道です。
ここまで来たら根性で行くしかないぞ!!

細い山道の小さなアップダウンを繰り返しながら奥へ。
ヤケクソ気味の根性論はけっこう好き。笑





13時半。最後の目的地である大滝に到着♪
無理をせずにゆっくり歩いたおかげで、なんとか足ももってくれました!
いや〜よかった。。。一時はどうなることかと思ったよ。。。汗汗汗


しかし単独じゃなくてグループだったとしても、結局だましだまし歩くしかないのよね。
逆に行程に遅れが出てしまい、迷惑をかけることにもなるし…
人数が多いからといってどうにかできる問題でもないような気が。
(滑落などの場合は連絡が早く取れる分、発見も救助も早いとは思うが)


帰りは高畑川に沿って林道を下っていきます。
西吾野駅への坂道がちょっときつかったけど、電車の時間が迫っていたので小走りで^^;
のんびり歩いてたじいちゃんが「次(の電車)は何分だい〜?」と聞いてきたので教えながら駆け上がりました。笑
じいちゃん。。。今時電車の時間ぐらいチェックしとかなきゃあかんで〜!




この時に痛めたふくらはぎは、その後も何度か同じ痛みを繰り返すように。。。
しかし痛くなるのが前もって感覚でわかってくるので、力の入れ加減を気にしながら歩くようになりました。
もちろん攣った時に飲む薬は常備して、すぐに取り出せる場所に入れてあります。

ところで…攣った時ってついマッサージしたり揉んだりしちゃうけど、それはダメらしいです。
使い過ぎた筋肉の疲労がそうさせるのであり、有効なのは筋肉を伸ばしてやること。
攣った直後は痛くて痛くて、伸ばすのにもなかなか勇気がいるけどね。早い回復のためにはやむをえない。

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