陣馬山(一ノ尾尾根コース〜山頂〜栃谷尾根コース)(2018.01.13)
年明けして2週目にして、早くも次の山へ!
この白馬像を見たいがために、行ってまいりました陣馬山!!
陣馬山は、東京都と神奈川県の県境にある山です。
感覚的には高尾山から続いているので東京都のイメージが強いけれど…
今回のコースのために降り立ったのは神奈川県の駅なので、神奈川枠で。
実は行く直前まで迷っていました。
相模湖で降りて嵐山・石老山コースにするか。
それとも藤野で降りて陣馬山を目指すか。
…というのも、陣馬山は標高854.8メートル。
高尾山がやっとの私に、+300近い高度まで登れるのだろうか?という不安が。
中央線に乗り、高尾を過ぎてからもずーっと悩んでおりました…
しかし。
行きたい所へ行こうじゃないか!!
という決心で相模湖駅をスルーし、次の藤野駅で降りました。
後悔したくないものね。
藤野駅から登山口までのバスはまだ30分近くも後。
15分〜20分ぐらいで歩けるので、そのまま徒歩で出発。
藤野PA近くのトンネルを抜け、ほとんど人通りのない道を進みます。
途中で見かけたでっかい封筒。笑
そういえば藤野駅に着く直前にも、向かいの山に似たようなでっかい手紙が見えたっけ。
なんなんでしょうね〜これは。
一度登山口を過ぎて、トイレに寄ってまた戻る。
ちょうど藤野駅からのバスも着き(笑)、何人かの登山客と合流しました。
皆さん準備運動をしたり、靴紐を結びなおしたりしてからゆっくりと方々に散っていきます。
というのも、今日の往路と復路に使うコースは、ほぼ同じ地点からスタートなので。
郵便ポストのあるあたりで一ノ尾尾根コースは左へ。栃谷尾根は右へ分かれていく。
この2つのコース以外にも、陣馬山へ登るにはいくつかのコースがあります。
一番メジャーなのは高尾駅からバスで陣馬街道を通って陣馬高原下からのコースかな?
本数も少ないし、土日の朝はけっこう混雑するようです。
私は、時間がかかっても気楽なほうがいいやーと思い、藤野駅からのコースを選択。
復路の栃谷尾根コースから行ける陣馬の湯という温泉があります。
夏場なんかに着替えを持参すれば、日帰り温泉もできそうですね〜。
しょっぱな、やや狭い急登があったものの、続く道は広い尾根道。
枯葉の上をずんずん進んでいきます。
長いコースなので、休憩もこまめにとりながら…
なんてやってると、同じ人にも何度も挨拶することに…笑。
途中、トレランの若いお兄ちゃんたちが颯爽と走り抜けていくのを見て、
「若いって…いいなあ〜」(ぽつり)
と呟くアラフィフでありました。
2時間近くのコースですが、ほとんどがこんな感じ。
ベンチや休憩できる場所もけっこうあるので、気持ちよく歩けます♪
木々の間に、富士山。
景観はよくないけれど、天気がいいので気分よし♪
時々、狭い道にもなる。
九十九折の石ゴロゴロ道もあります。
最後に待つ木の階段もちょっと難敵。
しかあし!!
頂上ではあの白馬ちゃんが待っていてくれる!!
それに会いたい一心で歩き続けました。
やがて見晴らしがよくなり、木の階段をゆっくり登っていくと…
いえーい!とうちゃーく!!
頂上だああああ♪♪
…あれ?857メートルになってる…
登山詳細図より3メートルも高いのは台座も関係してるのかしらん?(まさか)
この像は京王電鉄が寄贈したらしいです。
なんと、私と同い年でした!
意味もなく親しみを感じるなあ〜♪
8時11分スタートで、10時11分頂上なので、ほぼ2時間。
コースタイムは1時間50分だから、それほど遅くはないかなあ?ホッ。
(けっこう何度も休憩してたわりには)
山頂には3軒の茶屋があり、天気のよい土曜日とあってお客さんも多め。
ベンチとテーブルはほぼ満席。山ご飯を作ってる人たちも。
登ってる時はそんなに会わなかった気がするけど、みんな集まる頂上だとこんなにいるのかーってちょっと驚き。
ぎりぎりの所から…笑。
富士山もくっきりはっきり見えるなあ。
空が澄んでて、快晴で、ホントに気持ちよい。
人が少ない芝生へ移動し、レジャーシートを広げてお弁当タイム♪
ちょうど年末ぐらいからハマったマンガがありまして…笑。
「山と食欲と私」という、単独登山女子が主人公のお話なんですね。
ガスやコッヘルを持ち込んで、頂上で山ごはんを楽しむ話がメイン。
時にはテントや寝袋を背負って縦走の旅に出たり…
1巻から6巻まで出てたのですが、一気に買い込んで読みふけってしまいました。
名前ははっきり明かさないけど、実在する山が舞台の回もありまして。
その中に、陣馬山に登る話もあったんです。
彼女は高尾山からの縦走(片道約5〜6時間)なので、私とは全然違うんだけど…
頂上の芝生にシートを敷き、ごろんと寝転がる鮎美ちゃんが自然体で可愛かった〜!
それを読んでからというもの、陣馬山に興味が出ちゃいました♪
この芝生が夏になって、青々とした草原になるのが見てみたいですな〜♪
芝生のほうにも人が増えてきたので、ぼちぼち下山することにします。
しかしホントに混んでる。陣馬新道コースからもどんどん人が登ってくるし。
復路は栃谷尾根コース。
下りは疲れもあるし、慎重に…と進むと。
こりゃけっこうキツイな〜!っと思う箇所が次々に…
下りでよかったかも。
これ登りだったらしんどい。諦めちゃいそう。
タイム的には一ノ尾尾根とそんなに変わらないけど、下山直後から急な場所が続く。
尾根道に入ったらなだらかな道になって、のんきに歩けます。
一ノ尾尾根ほどではないけど、歩きやすい。
つっても、登山道の下はこんなですが…
普通に歩くだけでも緊張するのに、トレランやってる人たちってすごいよなあ〜
狭い場所でもスピード落とさないでガンガン走っていくんだもの。
ちょっとよろけて転げ落ちたりしたら大変だ。
…とか考えながら歩いていたところ。
おお??
これは…シモバシラではないか!!
ちっちゃいけれど、何箇所かで見かけました。
確かにここいらは日陰だし、高尾山のあの巻き道にも似てるけど…
一ノ尾尾根ではまったく見かけなかったので、びっくり。
復路をこっちにしてよかったかも♪
しっかし、面白い現象ですねえ。
本には、地中から吸い上げられた水分が茎を破って外に広がる、とあるけど…
見れば見るほど不思議。
自然の神秘。
やがて視界が開けて、茶畑が見えるようになってくると、民家も現れます。
ここまで来ると、ああ〜下りてきちゃったなあ。ちょっと寂しいかも、なんて。
来た道を振り返る。
あの雑木林の間を歩いてきたんだなあ…
道標には「陣馬山近道」なんて書いてある…
ここいらから舗装路です。休憩所やトイレもあって、安心。
この先は栃谷川に沿って、陣馬登山口バス停までてくてく歩くのみ。
…そしてこの道がわりと長いのでした。25分。
舗装路歩くのって、面白みがないなあ…と最近思う。
登山道の25分はあっという間なのに。
だらだら歩きにも飽きてきた頃…
ようやく、朝分かれた道まで戻ってきました。
帰りも結局バスの時間が合わず、歩いて藤野駅まで。
山間の民家を眺めつつ、
こういう所に住むんだったら車は絶対必要だなあ…
仕事に出るにも駅までが大変だわな…
ってかそもそも仕事が見つかるだろうか?
などと考えてました。
去年あたりから、もっと山の近くに住みたいと考えるようになりまして。
毎回千葉から来るには遠すぎる。
始発に乗っても登山口に着くのが8時だなんて!
中央線の立川とか、青梅あたりに引っ越そうかな。なんてね。
…まあ、八王子あたりは朝晩冷え込むようなので、冷え性にはキツイか?
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