袋田の滝(2017.12.16)




先週奥多摩方面へ行ったばかりですが…

今週も出かけてみました♪
場所は茨城県・袋田。


ちなみに千葉県北西部在住の私。


茨城なんて隣の県だし〜
利根川越えちゃえばすぐだし〜
奥多摩より全然近いと思うし〜


………。

全然そんなこと無いんです。涙涙涙。

茨城は電車で行くところじゃないな、と何度も思いました。
水戸まで2時間近くかかって、さらにその先1時間以上乗るんです。
車だと常磐道という便利で空いている高速があるんですけどね。

とにかく電車の便が少ない!
しかも常磐線は各駅停車!!

柏、松戸、土浦、水戸程度に停まる特快とか作ってほしいものだ…



さて、文句言っててもしょうがないので行ってみました。
袋田へは初めてじゃあありません。

・子供の頃に2回ほど家族旅行で(電車)。
・若かりし頃に旦那と袋田・竜神大橋方面へ(車)。

…行った覚えはあるんだけど、1人でいろいろ調べていくのは初めて。
なので水戸から乗る水郡線にはちょっとドキドキしました。笑

「ワンマン」って書いてある。バスみたいな感じ?

2両編成のカワイイ電車。しかしPASMOが使えないらしい。不便だー。
改札から出ずに乗り換えしているので、切符が無い…
折り返しの車両から降りてきた車掌さんに話して、切符を購入。

乗り換えに30分近く待ちましたが、ようやく出発。

すると、隣に座ったオシャレな感じのおばさまに飴を戴きつつ話しかけられました。
袋田の1つ手前で降りるという。ご実家がこちらだそうで。
水郡線に乗り慣れていない私に、色々と説明してくれました。感謝。



そんなこんなで袋田駅到着です!

降りたのは5人ぐらいでしょうか。
駅を出たところにバスが停まっていて、連絡しているらしい。
私以外のお客さんはみんなバスに乗って行っちゃいました。

こちらはトイレを済ませ、案内板をのんびり眺めてから出発。
歩いても30〜40分ぐらいの距離なので。

駅前にも何にもないけど、道中にもしばらく先まで何もないです。



久慈川を眺めつつ、てくてくと歩いていきます。



水郡線の踏切を越え、県道324号を国道461号方面へ。
滝への案内がちょいちょい書いてあるので、迷うこともないでしょう。



途中に、こんな立派な碑が建ってました。
滝まではまだ距離があるんだけどな〜
まあいいか…



「ようこそ袋田の滝へ」とあります。
なかなか凝ってる。



久慈川、大子町といえば、こんにゃくが有名ですね。
もう少し先の常陸大子駅から行ける道の駅近くにはお土産屋さんもあります。
車なら行ってみたいところだけど、今日は徒歩なのでちょっと時間的に厳しい…

国道118号線&461号線が交わるあたりから、食事の出来そうなお店も現れ出します。

しかし…相変わらずのんびりとした里山の雰囲気に包まれている道ですな。



正面の山は月居山、かな?
400メートルぐらいの低山で、立派な観音堂や城跡碑が建っているそうで。
袋田の滝から1時間弱の遊歩道で繋がっているので、トレッキングするにはもってこい。

…今日は残念ながら行くつもりはないですが。

でも行けばよかったかな、と帰ってきてから思い直しましたね。

袋田には温泉があり、ホテルもいくつかあるんですが…
日帰りではなく、泊まりなら山歩きしてもいいかなー。

なんせ帰りの電車が…ね。^^;


食事処が何軒か連なるように見えてきたら、そろそろです。
このあたりはお蕎麦も有名なので、どのお店も蕎麦メニューの看板が出てます。
土産物のお店もたくさん並んでいて、ハイシーズンには観光客で混むんだろうな。



入場券を買って、いざトンネルの中へ。
空気がいっそうヒンヤリする感じ。

袋田の滝は展望台が何箇所かあって、第一、第二のほかに吊り橋や、四段の滝の上部まで登っていける遊歩道もあります。
たしか子供の頃に来た時に、滝の一番上まで上がった記憶があるんですが…
下から見るほどの迫力が失せていて、ちょっとがっかりしたような。



知らない間にこんなゆるキャラが作られていたらしい。
…前に来た時にはなかったと思う。



たき丸というのかー。
なんて安直なネーミング…



こんなのも無かったと思う…
なんなんだ、『恋人の聖地』って。



気を取り直して、真正面の展望台へ。

おお〜ド迫力!!!

写真では伝わらないかもですが、滝の幅が広くて「ドドーン!」って感じです。
しかし…上の方を見ると……



ありゃ…

なんか水量が少なくて物寂しい感じ。
期待していた氷瀑もほんの少ししか凍ってない。

真冬に凍った滝を登るアイスクライマーたちがいるそうなので、見たかったのに…



ところでさっき、さらっと書きましたが…
袋田の滝は四段の岩壁を流れ落ちるので、「四度の滝」などとも呼ばれます。
四季折々の美しさも素晴らしく、西行法師が
「全シーズンに来ないと魅力を味わえないぞ!」(意訳)
と絶賛した、とのこと。 

確かに、新緑や紅葉の時はまた違った魅力がありそうですよね。





滝を見下ろせる展望台へは、エレベーターで行けます。



登ると…



うーん…(´・ω・`)

やはり水量が少ない。ちと残念。



天気もいいし、12月にしては暖かい日だったんですけどね…
そこそこ観光客もいたし。



仕方ないので、最後の吊り橋からの眺めを楽しんでいこう。



ほおう。

これはこれで、なかなか面白い構図。



左が滝の正面の観瀑台。
やっぱり近いほうが迫力があるな〜


昼近くなってきて、人もけっこう集まってきたのでそろそろ退却。
土産物屋の前を通り、昼食を摂るべくお店探し。
温かい山菜お蕎麦を食べて、来た道をまたのんびり歩いて帰りました。


バスの本数もそうだけど、電車が1時間に1本という恐ろしさ。
乗り遅れたら困るので、早すぎるぐらいがいいと思って駅への道を進む。

常陸大子まで歩いてみようかとも思いながら…
いや、それだと次の電車は3時半になっちゃうから〜
とか頭で計算しながらスマホで乗り継ぎ便の検索をしつつ。



またいつか来るね〜ということで。



素直に袋田駅に戻り、窓口のおばあちゃんから切符を購入。

周辺の山へのアプローチが書いてあるパンフを眺めて時間を潰す。
けっこう何箇所かあるんだけどな〜。
やっぱり交通の便がイマイチだとな〜。

ここからもうちょっと東へ行ったあたりの花貫渓谷というところもステキなのだけど。
 
 
 
 
 …とまあ、トレシュー張り切って履いていった割には普通の道のりでした。


しかしこのトレシュー…
今回も帰ってきてから、小指やくるぶしあたりが痛くなってしまった。
そして次回、けっこうなアクシデントを起こすことになってしまいます。


それまでの靴の概念がまったく間違っていたことに気づかされた一件。
デザインとか、ブランドとかで決めてはダメっすね。

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