鳩ノ巣渓谷(2017.12.9)




10月末の東北以来、風邪を引いたりめまいが酷かったりという体調不良が続いてました。

週末になると天気も荒れたりで…
どこかへ行こうと思いながらも行けずに終わってしまい、悶々とした日々を過ごした11月。

そんな中、コールマンのトレッキングシューズを買ってみました。
いつかこれを履いて出かけるんだ!!!という思いを胸に。


で、12月となり、その希望が叶う日がやってまいりました。

奥多摩・鳩ノ巣渓谷行きです♪

実は通勤用リュックもコールマン。
リュックと靴、ダブルコールマンでいざ出陣!!



始発に乗り、青梅経由で奥多摩方面へ。
青梅駅ホームは登山用ザックを担いだ人で溢れておりました。
めっちゃ寒かった。やっぱり奥多摩って気温低いんだな…

けっこうな人が乗ってましたが、白丸駅で降りたのは5人ぐらい。


青梅から先って、乗降時に自分でドアの所のボタンを押して開閉するんですな〜
これ、意外とワクワクしたりしました♪
ま、恥ずかしいので…表面上は慣れてる風を装ってましたが。笑



午前8時、到着。
白丸駅(無人駅)のすぐ横の踏切から青梅街道(R411)へ降りる坂へ。

一応、本で見たコースを参考にしたのですが…
気の向くまま、行きたい方向へ行くことが楽しいので、特に決め事はせずに。
これは山でやっちゃあダメでしょうけどね。
今回は里山ハイキングなんで。



国道から少し外れたところにある、数馬峡橋へ。
なかなかステキな雰囲気です。



橋から見た風景。
白丸湖の青というか緑というか…引き込まれそうな色がキレイ。
この先には奥多摩の山々が聳えてます。
いつかそこにも行けるといいな。


続いて数馬の切り通しへ。

「切り通し」とは昔、人力によって開通された山道です。
山を越えていくのとは違い、堅い岩盤などを人の手によって削っているもの。
その労力はさぞ大変なものだったことでしょう…



というか、ここへ上がって行く道ですら私にはキツイものだったんですが…

最初からものすごく細い急階段を上がるのか〜!?と溜め息。
民家とか私有地へ出そうな感じの簡素な石階段。
なんとか登っていくと、林の中へ続くそれっぽい雰囲気の遊歩道へ。



すぐ下の国道は時々車が通ってますが、ここいら一帯はまったく人の気配が無し。
というかこんなところで誰かに出くわすほうが怖い!!



幅2mもない、荒れ果てた細い道。
こんな道でも昔の人にとっては大事な流通ができる道だったんでしょうね。



下の国道まで繋がっているのかと思いきや、先は行き止まり。
来た道を戻るしかない…
帰りはあの旧階段ではなく、途中で分岐する広い道があったのでそちらへ。
なんだ…こっちから来ればよかったじゃん……


国道を鳩ノ巣駅方面へ進んでいくと、途中で白丸ダムがあります。
残念ながら工事中&冬季で見れなかったんですが、ここには魚道なるものがありまして…
ダムのために行き来ができなくなってしまった魚のための通り道、なワケです。
夏の休日などに来れば見れるのかな…?

ダムを通って向こう岸へ。



ここから鳩ノ巣渓谷。
川辺のゴツゴツした岩の上を通ったり、少しアップダウンのある遊歩道を行ったり。
たいした距離ではないけれど、慣れない身にはけっこうキツイ〜!

15分も歩くうちに汗ばんできて、ネックゲイター外して上着も前を開ける。
駅に降り立った時は寒くてたまらなかったのに、ちょっと歩くだけでこう。
これ、夏場だったら大汗かいてますな…



途中の鉄製階段が軽く凍ってました。
すれ違った若いカップルの女性に気をつけるよう告げられて、慎重に慎重に…

そうそう、山ではすれ違う人との挨拶がホッとします。
渓谷だからそんなでもないかな?と思ってたけど…
こちらが「こんにちは」と言えば、普通に「こんにちは」と返してくれる。
ハイキングする人たちにとっては、ごくごく当たり前の光景なのでしょう。
こういうのって、無くならないでほしいなあと思います。



吊り橋が見えてきました。鳩ノ巣小橋です。



橋の上、うっすらと凍ってました。
滑ることはないだろうけど、いつもよりは慎重に歩きます。

途中では何組かのハイキング客とすれ違ったけれど、ここは誰もいない。
ひとりでゆ〜っくりゆ〜っくり歩いて景色を堪能。



上流側。
うむ。美しい。
寂寥感もわずかながら漂ってはいるものの、こういう雰囲気は落ち着けて好き。



下流側。
渓谷の向こうは朝日でまぶしい…


橋を渡って国道側へ戻り、急な坂道を登る。
公衆トイレやら、閉館したホテルやら、民家がぽつぽつ。
途中の喫茶店の前にネコがゴロゴロしてました。
ので、ちょいと遊んでやる。
なかなか懐こい。カワイイ。


写真撮ればよかった………




そうそう、この近くに有名な釜飯屋さんやカフェがあるんです。

が、まだ開店時間前で入れませんでした…


しかしそろそろ小腹が空いてきた模様。
なんせ4時起きでしたから。


もうちょっと歩くと双竜の滝があって、そこの近くに東屋が…



…これかな?

というのは、意外な小ささだったもので。自信ない。



だってこんな場所にあるんだもん。
建物の間の道を通ってる滝に名前があるなんてねぇ…


…と思ってたら、このもっと上に本滝があったみたいです。
マジか!!見に行くの忘れた!!!


この向かい側に岩場があって、その上に東屋がありました。
そこで早いけどお昼ご飯。
サーモスに入れてきた前日のミネストローネの残り。
その中に早ゆでペンネを堅いままひと握りぶっこんできただけですが、温かくて美味しい♪
あとは朝握ってきたおにぎりでも食べれば、十分すぎる。



雲仙橋から渓谷を見下ろす。



ここから先、古里駅まで松ノ木尾根を通って寸庭橋へ続く道もあるのですが…
ちょっと今日はやめておきます。




鳩ノ巣駅。
木造のカワイイ感じの駅舎です。



青梅方面行きに乗るので、陸橋を渡ります。
白丸駅よりは大きいですね。



たぶん、右側から続く一番手前の山を通って寸庭橋へ行くのでしょう。
また来た時には、ぜひ。




で、まだ昼過ぎなのでどこかへ寄ろうと思いまして。

数駅先の御岳山へ。




小さい時に何度か来た覚えはありましたが、自分で来るのは初めて。
ケーブルカーもあるので楽々です♪

しかしバスとケーブルカーの時間が…あんまり無い。
ついでに言うと帰りの電車の時間も考えねばならない。

ちょっと登って、すぐ降りてくることになりそう。



次来た時は、駅から山頂まで歩いてみようかな。
そうすれば時間を気にしなくていいし。
かなりハードらしいですが。


急傾斜をものともせずにケーブルカーで登っていくと…
たいした標高ではなくとも、斜面には雪がうっすらとありました。

まだ都心では雪なんて降ってないのにね。

やっぱり寒いんだな〜。



山頂駅。



うおお。


めっちゃいい天気。

冬は空気も澄んでていいっすね〜!



秩父とか、もっと奥地へ続く山並み。

いいなぁ。いつか行きたいなあ。



普通は展望台から御岳神社や、ロックガーデンめぐりをするんでしょうけど…
それはもっと朝から来ないと、下山が遅くなってしまうので今日はやめときます。
冬は日が落ちるのが早いので。

あと、ロックガーデン見るなら緑の濃い季節に来たかったし。



というわけで、今回の鳩ノ巣渓谷散策。
一部分しか見れなかった感がありますが…
古里から奥多摩までのコース(3時間弱)というのもあるので、いつかまたチャレンジしてみたいです♪

←戻